「互換性」はあらゆるソフトウェア,プログラミング言語において頻出のワードのように思います。これを TeX / LaTeX においてどう捉えるのが良いのか,という問いはタブーかもしれませんし,ここで質問するのは場違いかもしれませんが,敢えてさせてください。

TeX / LaTeX における「互換性」とは何か

一つの見方として,「ある同一のソースを処理した組版結果が,いつの時代のどんなディストリビューション(*1)を使っても,完全に同一になる」というのがありえると思います。これが最も厳格なものでしょう。

別の見方として,「ある同一のソースが,いつの時代のどんなディストリビューションを使っても,コンパイルが通る」(エラーも出ないし,警告も増減しないが,組版結果の同一性は必ずしも問わない)というのもあるかもしれません。

他の見方もあるのかもしれません。要は,「互換性」という言葉を使うとき/見かけたときに

  • 「互換性」をどの割合の人がどのように認識しているのか
  • それぞれの「互換性」がどの程度重要なのか

がわかりづらいと思います。TeX / LaTeX を使っている方々のお考えがどのように分布しているか,参考になりそうな資料をご存じないでしょうか。(そのような回答が集まるのが最善ですが,もしそれに該当しなくても,次点として「自分ソース」ということで主観での回答も許容したいと思っています。)

  • 開発に近い方
  • 商業出版社の方(編集・校正・製版 etc.)
  • サークル等で出版物をされている方(編集・校正・製版 etc.)
  • 主に投稿論文等を執筆されている方

など,いろいろなバックグラウンドの意見があると思います。回答でもコメントでも良いので,思うところがあればご教示ください。

(*1) 「ディストリビューション」とは,ここでは TeX Live と W32TeX の違いや,リリース/更新された年次・日付の違いによって区別されるもの,とします。Linux や Windows といったプラットフォーム毎の違いもあるかもしれませんが,この違いをバイナリ単位で完全に吸収することはほぼ不可能と思われるので,除外します。

(質問は適切な形/有意義なものになるように,適宜修正してください。不適切であれば close してくださっても構いません)